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2013年4月、安曇野へ移住

東京都日野市の賃貸一戸建てに住んでいた我が家は、2013年4月に安曇野へ。

5人家族で、うちの子たちは当時大学1年生(女子)、中学3年生(女子)、小学4年生(男子)になったばかり。大学生はこちらに移り住むことがわかっていたので、東京の大学の選択肢もあったのですが、安曇野に住んでみたいということであえて地元の大学へ。中学3年生は受験を控えた一番大変な時期で基本イヤイヤだったと思うけど、持ち前の性格が幸いしてすぐにこちらの学校に溶け込んだ。私自身も中学3年の時に引越しを経験していたので、実はそれほど悪い時期でないことも体感していた。地元の子だけの中学から広域に変わる高校への転換期だからだ。小学4年生の男子は小学1年からやっていたサッカーをこちらに来て地元の少年団に入ることで、非常にのびのびした環境で継続発展することができたようだ。

「なぜ、安曇野へ?」という質問は本当に何回も聞かれた。
「ここがいいところだから」に決まってるじゃないか(笑)

それ以外の理由も多々あるが瑣末なことだ。
例えば、
1)実家のある名古屋と慣れ親しんだ東京の真ん中、どちらも行きやすい
2)名古屋の認知症の母の世話を弟任せだったのをこちらにも呼んで少しでも軽減したい
3)山が好き もともとよく遊びに来ていた地域
などなど、、、

2011年の大震災を東京で経験したことももちろん大きなきっかけとなった。
「東京」という都会のものすごい恐ろしさを身をもって体感してしまった。
あまりに人が多すぎて、いざという時にどうにもならない。。。

2011年の夏休みの白馬旅行も非常に大きかった。
白馬に住む知人の大工宅に遊びに立ち寄る。もともと東京で大工をしていた彼は、スキーのインストラクターの資格を利用して、夏は大工仕事、冬はスキー関係の仕事をしていた。とてもいい環境の広々とした敷地に自分で建てた家。

そうだ、何も東京にこだわる必要はないんだな、、、と。

それから、松本や安曇野通いが始まった。
物件を探すのに当時松本市梓川にあった農家民宿さんを利用した。親父さんとはよく話をした。
約半年間、いろいろな空き家や土地を見て回ったが、どれもピンとこない。
築90年の古民家、古民家と蔵をリノベーションした民家、様々な土地、、、
年を越して2月ごろ、現在の土地と当時築35年の家に偶然行き着く。

私の流儀で、何回も通いこの家について、お向かいの方や近所の方に色々お聞きした。
これが最も大事な作業。
ものすごく良い方々ばかり、常念岳がくっきり見えて景観も最高。
なんと土地は243坪もある。とはいえ、もともと500坪の土地を半分にしたものだそうだ(笑)

出会ってしまえばあっさりしたものだ。
今から考えても最高の土地だった。
焦りは禁物、探していれば必ずいい土地に出会うことができる。

これが2012年の初春。

2012年夏から、本格的に耐震工事と断熱工事、それと大規模な間取り変更。小屋裏に隠れていた大きな梁をあえて見せたり、仕事部屋を増築したり、、、この辺りの作業はお手のもの。

そして、現在、安曇野暮らしは5年目に入り、もう随分前から安曇野に住んでいるような感じで暮らしています。私は安曇野市の協議会の委員を2つもやらせていただき、かみさんも地元の公民館の役員や学校関係の活動、リンゴ農家さんのお手伝い、、、これで文句言ったらバチが当たりますね。

安曇野のほんとうの良さは住んでみないとわからないというのが今の率直な気持ち。
景観も人も仕事も、住んでみてからの方がさらに魅力的だった。

という感じかな、、、たぶん続く

by hidamari_musees | 2017-11-30 22:44 | 安曇野への移住(基本編)

安曇野のちいさな設計事務所です。こだわるのは無垢の木と実際の作り手である職人さん。 それぞれの条件を活かし柔軟な提案をいたします。 お施主さんと職人さんをつなぎ、じっくり丁寧に取り組んでいます。2013年春、安曇野に移転。移住関連のご相談もお受けしています。詳しくはプロフィールにて!


by ひだまりミュゼ