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sumai は「持ち家」か「賃貸」か?

不動産はほんとうに所有する必要があるのかどうか?
これは意外に奥の深い話しである。(どっちが得かは、インフレとかデフレとか、もっと大きな経済環境に左右されるので議論してもあまり意味がない。)

所有権(民法206条)
「所有者は、法令の範囲内において、自由にその所有物の使用、収益および処分をなす権利を有す。」

賃借権(民法601条)
「賃借権は、当事者の一方が相手方に、ある物の使用および収益をなさしむことを約し、相手方がこれにその賃金を払うことを約するに因りてその効力を生ずる。」

住まい手からみて、所有権が有利なのは「自由に」という部分ではなかろうか。
賃貸だと「現状復帰」というルールが、日本では蔓延しているために、なかなか自分の思いどおりの住まいに住むことができない。

これは、一戸建ても、マンションも同じ。
もし、「自由に」リフォームしてもよい賃貸物件があれば、これは解決する。

賃貸物件だけど、ユーザーが自由にリフォームしてもよい。

契約を解除するときには、現状復帰ではなく、ユーザーのリフォームの価値を算定し、買い取る契約にしようと思えばできる。でもニッポンの大家さんは、お客さんを信用しない(お客さんの問題ももちろんある…)

ま、こんなことは欧米などでは普通みたいだ…
住まい手であるクリエーターたちは、スケルトン(建築躯体)に、自分好みの空間を仕立て上げる。その空間をまた次の住み手が買い、さらにリビルドする。。。 ここで重要なのは結局長く使われることになるスケルトン(建築躯体)そのものだ。

今の日本に戻ると、
”「所有」するのであれば、「自由に」を活かさなければ意味がない。”
という結論になる。

住宅メーカーや大手工務店が提供するパターン化された一戸建てやマンションを「所有」するのであれば、「賃借」と大差ないと思う。「所有」に伴い、大きな大きな負債をかかえるのであれば、「賃貸」を考えた方がいい。

でも「自由」が欲しい。
じつは、不動産、特にマンションではよい中古マンションがかなり隠れている。これを自然素材でリフォームすることはひどく現実的だ。中古の一戸建てに関しては、現状では、いい物件はほとんど期待できない(社会的ストックの質が悪い)が、建物ゼロ査定になっているであろう在来工法の家で、とびきりのものが隠れているかもしれない。軸組など使えるところだけ残して、自然素材でリフォームもおもしろいかも…笑

「土地」に関しても、「所有」だけを考えなくてもいいのかもしれない。
というわけで、次はいつになるのかわかりませんが、「定期借地」の話しかな?
気が向けばだけど…
by hidamari_musees | 2007-01-20 18:00 | すまい考

安曇野のちいさな設計事務所です。こだわるのは無垢の木と実際の作り手である職人さん。 それぞれの条件を活かし柔軟な提案をいたします。 お施主さんと職人さんをつなぎ、じっくり丁寧に取り組んでいます。2013年春、安曇野に移転。移住関連のご相談もお受けしています。詳しくはプロフィールにて!


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