ニッポンの賃貸は「現状復帰」がキホン。これは変わらないけど、商店建築などでは、もちろん「自分の店」らしくリフォームしないとお話しになりません…
これが使い捨てにならないようなリフォームになればいい。
マンションなんかでも、スギやヒノキの板を「置き床」にすることは十分に可能。壁紙はむずかしいけど、長く住むのだったら大家さんの許可をもらって(できれば現状復帰を免除してもらう)、漆喰壁にすることもお薦め。ほんとうにいい大家さんだったら、材料費ぐらい出してくれるかもしれない。私が大家さんだったら、よろこんで出します(笑)。
東京の木で家を造る会の事務局も、マンション賃貸ですが、お手洗いの建具はスギ板。とはいっても、薄いポリ合板のフラッシュドアにスギ板を接着しただけ(笑)。これだけでも大きく見栄えが違うし、気持ちいい!
要は価値が少し上がるようなリフォームをすればいい。
もし、出て行かなくてはならなくなったときも、そのまま残しておいて欲しいと思わせるようなもの。一度、信頼関係を結べば、ほんとうに材料代ぐらい、喜んで出してくれるかもしれない。そうやって、社会資本が整っていくといいな♪